初めまして、ゆんです。初執筆ですが、引き伸ばしレンズの話をします。引き伸ばしではなく撮影に使った話です。
まず、今回の使用レンズ「fujinar-E 75mm F4.5」です。
一応、マウント部はL39スクリューの形をしていますが、決してL39アダプタで使えるというわけではないです。
なんとなく変わったことをしてみたいという一心で引き伸ばしレンズ撮影というものをしてみようと思いました。
ここでは、引き伸ばしレンズとは何かということから。
一言でいうと現像済みのネガからプリントするときに使うレンズで決して撮影用ではありません。
ボディはMINOLTA α303si
fujinar-E 75mm F4.5実写
まず写真を載せてみます。10m以内ぐらいのピントのものから。
遠くのピントのもの
（関係ないですが、LomoChromeってカメラには感度がISO400のフイルムとして認識されるみたいで、+2補正で100扱いにしました）
印象として、遠くにピントを合わせた写真もいいですが、近くにピントのある奥行き感を出す写真のほうがいいのかなという印象ですね。なんか奥行き感えぐないすか？（伝われ）
レンズの描写に強い個性や特殊な癖といったものはあまり感じないので、逆にフイルムが普通でないときによく使っています。
引き伸ばしレンズで撮影する方法
どうやって撮影したかという話になりますが、まず引き伸ばしレンズはカメラにつけて撮影する用途ではないので、伸び縮みしない（ピントリングが無い）ため、ピントを合わせることができません。そこで、伸び縮みするものにつければいい（真理）ということで、M42-M42の伸び縮みする中間リングを用意しました。
結果、構成としては、「ボディ | MINOLTA AF-M42マウントアダプタ | M42伸びる中間リング | M42-L39変換リング | レンズ」 ということになりました（字にするとすごい多い）。
分解すると多い。
で、ここで注意、同時にfujinar-e 5cmF4.5も買ったんですが、レンズ設計の関係上、一眼レフで上の構成でやってもまったくピントが合いません。
5cmの場合，M42のフランジバック長の時点でピントが合わないほど撮像面から離れてしまうので、ミラーレスカメラに薄いM42アダプタ（逆に普通のM42レンズが使えないやつ）を使って何とか使えました。
これも引き伸ばしレンズはそもそも用途が違うので、ピントの合う位置もバラバラです。そもそも無限遠に合わないということが起きてします。さらにフイルムでやるには一眼レフでないとピント調整ができない（距離系に連動させるという狂気に取りつかれた場合は知りません）ので必然的にボディ側のフランジバックが長くそもそも原理的に使えないということもありますので注意です。
終わりに
結論：引き伸ばしレンズはいいぞ．（少なくともfujinar-e 75mmは）変な癖とかなくていい子でした。絶妙な中望遠でポートレート撮影にも使っていますがやっぱり楽しい。
（物心ついてカメラというものに触れ始めた時点でもうデジタル時代でフイルム関連の知識がないまま大人になってしまって、引き伸ばし機？チャーリーとチョコレート工場のあれ？とか思う人だったのにこんなことになりました）
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