今回はぐるぐるしたボケが楽しめるロシアンオールドレンズ「helios 44」でスナップしてきました。なかなか面白い描写がたくさんです。
Helios 44
こちらのheliosはわりと安価に入手できて、独特の描写が得られるので人気のオールドレンズですね。ロシアレンズあるあるですが、heliosはマイナーチェンジを繰り返しており、基本スペックは同じですが色々と種類があります。1番良く見るのはhelios 44-2でしょうか。手動絞りでマウントアダプター経由では使いやすいですね。今回、私が使ったのはHelios 44のM39マウント版でだいぶ古いタイプになります。ただしM39マウントをM42マウントに変換するリングを付けているので、M42マウントのレンズとして使用しています。なんとなく古い方が面白い描写になるかなっと思って買ったのですが、実際には不明ですね笑。
Helios 44の写り
ここからは実写です。デジタルで撮ったものがネット上では多く見られますが、今回はフィルムで撮ってきた写真になります。上の写真で分かるかもしれませんが、M42マウントのボディではなく、マウントアダプターを使ってminolta XDにHelios 44を付けて撮ってます。
まずは、花を撮ってきましたが、評判通りのグルグル具合です。ちょっとびっくりするくらいのグルグルです。F2なので、そこそこのボケを作ることができます。
背景を空にすると、グルグルも目立たなくなります。なので、グルグルさせた時は背景を意識しないといけないですね。
逆光にはとても弱いですね。太陽がフレームに入ってしまうと盛大にフレアとゴーストが出てきています。フレーム入っていなくても、光ににじみがすごいです。これが一つのオールドレンズっぽさと言えるでしょう。うまく生かしていきたいです。
画面周辺の玉ボケがゆがんでいるのがわかりますね。
ピント面でもソフトな写りなので、ポートレートで使っても面白いかと思います。
曇りの日はだいぶ発色が大人しいなと思いましたが、晴れている日でしたらなかなかの発色ですね。ピント面も薄くて、なんとも絵画のような彼岸花に。
終わりに
ぐるボケに加えて柔らかい描写のレンズでした。現代のレンズでは得られないですね。焦点距離も58mmとほぼ標準レンズの範囲になるので、使いやすい画角になります。helios44には自動絞りに対応したモデルやマルチコート化されたモデルもあるのですが、マルチコート化されたものは少し使ってみたいですね。どのくらい描写が変わっているのか気になります。
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