今回は可変NDフィルターを使ってみました。NDフィルターの使い方は色々ありますが、まずは正攻法の晴れの日に開放で撮るために使ってみました。
ここで、使っている可変NDフィルターはK&F Concept より提供されているものです。
可変NDフィルター
NDフィルターとは光量を下げる役割のフィルターですが、通常のNDフィルターでは、その減光量は固定されていて、ND8やND16と言ったものになりますが、可変NDフィルターはその減光量を変更できるのです。

今回のフィルターの可変幅はND2からND400、ND2というのは光量を1/2にするという意味で1段減光したことになります。他にもND8であれば光量1/8で、この場合は3段の減光になります。ND400は光量1/400となって、段数で言うと8段と2/3段ですので、ざっくり8.5段でいいのかなっと。つまりこのフィルターは1枚で1段の減光から8.5段の減光ができるというものになります。


ND2とND400ではこんなに暗さが違いますね。
暗さの変え方はフィルターの前枠を回すこと行います。フィルターのサイドにNDの目安が書いてありますのでそちらを参考に。


さてさて、便利そうな可変NDフィルター、利点としては、
・減光量を変えたい時にすぐにできる
・たくさんNDフィルターを持つ必要が無くなって身軽になれる
・たくさん購入する必要がなくなってお金の節約になる
ということで、可変NDフィルター最強!ということになりそうですが、実際にはそうなっていなかったりします。可変NDフィルターにも弱点があったりするのです。
これまで言われている一般的な弱点としては、1つ目は減光ムラが生じる点で、X状のムラが写真に現れてしまうものがあります。これは減光量が固定されたNDフィルターでは見られない現象です。ただ最近はこれを改善しているものもあるので、K&F Concept ではどのように写るか興味があります。
2つ目はこれは通常のNDフィルターもそうですが、逆光に弱くなる可能性があるという点です、これはフィルターを付けることによって、不要なゴーストが出たりすることですね。ただ最近のコーティングをしっかりしているものであれば、そのあたりは気にならないレベルになっていうものと思われます。
K&F Concept Nano Series ND2-400実写
ここではNDフィルターの代表的な使い方の一つである昼間の非常に明るい条件で絞りを開放で撮影するために使ってみました。
特に私のデジタルのメイン機材であるHasselblad X1Dはレンズシャッター式のカメラで、シャッタースピードの最速はフォーカルプレーンシャッターより遅いのがたまにきずです。
そのあたりをNDフィルターで補えると非常に良いです。


この可変NDフィルターのおかげで、快晴の昼間に絞り開放で撮れました。NDフィルター無しだったら白飛びして大変だったかと思います。
むしろこんなに暗くすることもできたり。



これは、明るい昼間でもボケを作りたいという目的にはすごい役に立ちます。これ1枚なら荷物の隙間にスルッと入れてしまえるので、もしもの時のために持っておいても良いかと思いました!

今回、使用した感じでは、減光ムラなどの異常は確認できませんでした。こんな感じで使うには特に問題ないのかと。もっと三脚立てるような長時間露光だと影響がでるかもしれないので、次はそれを試してみようかなっと
終わりに
前からやりたかった快晴のピーカンの日に絞り開放で撮るというのが、これでできるようになりました。使い心地も良い感じで、変に安っぽいなんて事もないです。

今回使用しましたND2-400フィルターにつきまして、K&F Concept様よりクーポンコードを頂いております。もし購入する方がいましたら、ぜひご使用になって下さいませ。公式の直販サイト及びアマゾンで使用できます。
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