ゆんです。個人的に、持ち出すことは多くはないが実は気に入ってるレンズ代表のテリート200mmこのレンズはライカには珍しい望遠レンズで、レンジファインダーで使うには到底無理があるような焦点距離。そこで登場したのが、ライカのカメラで距離計を使わずに一眼レフとして撮影するためのアクセサリーであるビゾフレックスです。今回のテーマとは離れてしまうので、ビゾフレックスについてはまたの機会に書きたいと思います。
まずテリート自体の写真

これは200mmで、ビゾフレックス用の望遠レンズの中では焦点距離短い方です。そして、フード内蔵です。

このテリートはL39マウントの形をしていますが、あくまでビゾフレックス用で、バルナックのようなレンジファインダーカメラでそのまま使うことはできません。距離計連動しないどころかどこにもピントは合わないはずです。また、ビゾフレックスのレンズはL39もしくはMと同じ形状をしていますが、そのままLやMのアダプターにつけてもピントは合いませんので専用のアダプターが必要です。参考までに、通常のMマウントレンズを装着するためのアダプターとビゾフレックス用のレンズを装着するためのアダプターを比較しました。全然長さが違います。

さらにもう一つ注意がありましてMマウントになっているビゾフレックスや、ビゾフレックスレンズ用のアダプターに使う際、L/M変換リングがあれば使えるというわけではないので注意が必要です。Mマウント系のビゾフレックスはL系のビゾフレックスよりフランジバックがかなり短く、一般の変換リングではその差が埋まりません、そこでライカはビゾフレックス用のLM変換リングを出していました。もし使用する場合はこれも用意する必要があります。それがこの16466 OUBIOです。

これをかましてアダプターやビゾフレックスに装着します。


ただこのライカの16446 OUBIO 1万円はしないにしてもそれに近い額で取引されてます。レンズと一緒に売っていれば問題ないのですが、このリングがない場合どうするかということを考えてみました。
自分はM42マウントのアダプターを使用し、以下の方法で16466 OUBIOを使わずLのビゾフレックスレンズを使うこともあります(基本的にビゾフレックスで使用しています)。
使用するものはカメラとレンズのほかに以下
・お使いのカメラからM42のアダプター
・M42の中間リング(ヘリコイド付きだと良い)
・M42-L39変換リング

お使いのマウントからM42でフランジバック長の部分を稼ぎ、L39に変換しつける、

こうすることで特にビゾフレックス用のアダプター等なくとも利用することができます。
この方法は、他のL用ビゾフレックスレンズにも使えるので重宝してます。また、M42のヘリコイド付き中間リングで無限遠を調整しています。ついでに言えば、これの中間リングをさらに伸ばすことで正規の使い方より寄れるようになります。
この方法、実は自分が以前記事を書いた引き伸ばしレンズ撮影と同じですね
そして作例です。
Telyt 200mm F4作例



月はトリミングしてますが、模様もしっかり写っていていい感じです。

ボケ感を見てみたいと思い、購入した日に自撮りしたものです。なんか、普通によくね?って感じです。
ロモクロームパープルの作例たち
望遠は少し違和感を感じると個人的に思ってるのですが、その違和感をいい感じに引き立ててくれるフイルムとして、ロモクロームパープルとの相性はすごくいいと思っています。


ビゾフレックスの良さを伝えていきたいので、また別の機会に記事書きます。
コメント
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