ニコンのレンズには色々と世代がありますが、今回はかなり電子化されてきた時代のレンズであるGタイプの分解です。今回はこちらのAF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5がズームリングが引っかかって回らない、オートフォーカスも動かないというジャンクを題材にします。
まずは接着された銘板を無水エタノールを使って外します。
次はゴムオープナーで前玉を外します。
外れると調整用シムも一緒に外れます。これで無限遠調整をしておりますので、くれぐれも無くさないようにして下さい。
続いて中に見える3本のネジを外します。
ズームのゴムリングを外します。
これで見えてくるネジを1本外します。
これを外すと、前側からズームリングの外装が外せます。
今回のズームリング引っかかりの原因はこの3本のネジの1本が緩んでいたことでした。
レンズを落としたり、ぶつけたりすると緩みやすくなるので、気をつけましょう。ネジの緩み防止剤が塗ってあるのですがね…
他にも、ズーム溝にコロが入っているレンズの場合、コロが割れてひっかかかったり、外れてたりとかありますが、基本は同じ感じで直せます。
組み立ては基本的にはこの印を合わせて組んでいけば、良いかと思います。
以上、ニコンGタイプの分解でした。
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