ニコンのレンズには色々と世代がありますが、今回はかなり電子化されてきた時代のレンズであるGタイプの分解です。今回はこちらのAF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5がズームリングが引っかかって回らない、オートフォーカスも動かないというジャンクを題材にします。
まずは接着された銘板を無水エタノールを使って外します。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_2-1024x768.jpg)
次はゴムオープナーで前玉を外します。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_3-1024x768.jpg)
外れると調整用シムも一緒に外れます。これで無限遠調整をしておりますので、くれぐれも無くさないようにして下さい。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_4-1024x768.jpg)
続いて中に見える3本のネジを外します。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_5-1024x768.jpg)
ズームのゴムリングを外します。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_6-1024x768.jpg)
これで見えてくるネジを1本外します。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_7-1024x768.jpg)
これを外すと、前側からズームリングの外装が外せます。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_8-1024x768.jpg)
今回のズームリング引っかかりの原因はこの3本のネジの1本が緩んでいたことでした。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_9-1024x768.jpg)
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_10-1024x768.jpg)
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_11-1024x768.jpg)
レンズを落としたり、ぶつけたりすると緩みやすくなるので、気をつけましょう。ネジの緩み防止剤が塗ってあるのですがね…
他にも、ズーム溝にコロが入っているレンズの場合、コロが割れてひっかかかったり、外れてたりとかありますが、基本は同じ感じで直せます。
組み立ては基本的にはこの印を合わせて組んでいけば、良いかと思います。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2023/03/nikon_g_lens_repair_12-1024x768.jpg)
以上、ニコンGタイプの分解でした。
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