ライカLマウントのElmar 5cm F3.5でスナップを撮ってきました。バルナックライカのスクリューマウントのレンズで、およそ70年前のレンズですが、そんな時代を感じさせない繊細な写りをする1本です。もちろんマウントアダプターで現代のカメラにも使えます。
Elmar 5cm F3.5
ライカ判オールドレンズの元祖とも言える存在、正確にはもう少し古いレンズもありますが、入手性が容易で比較的お手頃な価格なレンズはこれだと思います。バルナックライカボディとの相性も抜群で、こちらのレンズは沈胴式になりますので、収納時には相当コンパクトに。
このレンズには今回のF3.5の他にF2.8のモデルもあります。見た目はかなり似ていて両方とも沈胴式になってます。今回はF3.5の方になりますが、個人的にはライカのオールドレンズはなぜかF値が暗い方が威厳を感じるというか、いい写りをするのではないかと思ってしまっているタイプです笑(なんの根拠もない個人の感想です)
Elmar 5cm F3.5 実写
さて今回はバルナックライカIIIcにelmar 5cm f3.5を付けて横浜でスナップしてきましたが、やはり、レンズを収納できてコンパクトに持ち運びできるのはスナップに有利です。
70年前のレンズとは思えないしっかりとした写りです。被写体をシャープに写し込めています。空の青さもいい感じです。カラーでも十分対応できるレンズです。
遠景でも直線はちゃんと直線に写っていて、スッキリした印象です。
少しノスタルジックな写真になるような気がします。
次は逆光で撮ってみた写真です。
構図に太陽を入れるような逆光ではさすがにコントラストが低下してしまいまが、個人的には悪くないレベルだと思っています。
終わりに
エルマー50mmF3.5は見た目のカッコ良さもあり、写りは現代でも十分通用するレンズと言えます。ただ、バルナックライカと合わせると露出計が必須ですし、また絞りを変えるのも、少しいじりずらい場所にありますので、テンポ良く撮影するというよりは、ゆっくりじっくり撮影する感じだと思います。
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