バルナックライカをはじめとしたレンジファインダー機でとりあえず、広角レンズが欲しいのであれば、このロシアンレンズのjupiter-12が最適でしょう。
Jupiter-12は35mm F2.8と広角レンズとしては十分なスペックで、中古市場に豊富にあるため、価格も良心的です。そして、こちらはカールツァイスのビオゴンのコピーとなっておりまして、写りも申し分ないかと思います。
L39スクリューマウントですので、一眼レフ機には使えませんが、マウントアダプターでミラーレス機には使うことも可能です。ただし、後玉が飛び出しているので内部で干渉しないか確認した方が良いでしょう。
Jupiter-12実写
まずはカラーネガの作例を、基本的にはよく写るレンズだと思います。とても素直な描写で、むしろオールドレンズっぽさは無いくらいです。これだけ写っていれば文句は無いでしょう。
バルナックライカのファインダーだと50mmしか無いので、撮ってる時はどの辺まで画角に入っているのか分かってない訳ですが・・・(35mmの外付けファインダーを買えばいいのですけどね)
逆光だとまさに五角形の絞りの形のゴーストが出現してきます。
次はモノクロで
このレンズは建物を撮るのに良いかもしれません。
モノクロで撮る逆光もなかなか面白い。
モノクロだとシャドウ部分も真っ暗になりすぎずに、しっかりと情報が残っているのがいいですね。
終わりに
カラーでもモノクロでも楽しめるレンズで、オールドレンズで広角が欲しいなという場合に良いかと思います。ただ、絞りが前玉付近のリングを動かして制御するタイプなので、それが意外と大変かもしれないです(前玉が深いところにあるタイプなので)。
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