ジャンク箱から救出してきたTakumar 135mm F3.5の分解清掃をしてみました。こちらはプリセット絞りなので、なかなかに古いタイプのタクマーです。4群5枚ということで、枚数がそこまで多い訳ではなかったので、そこまで難しくなかったです。
Takumar 135mm F3.5
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プリセット絞りなので、絞りの部分が設定する環と実際に絞りを動かす環とふたつあります。このレンズ自体は特段明るいレンズでもないので非常に安価です。
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絞り羽は8枚・・・プリセット絞りならもう少し枚数が多くてもいいかな・・・
Takumar 135mm F3.5分解
普通は、まず銘板を外しますが、このレンズは銘板を外しても特段意味はありません。このレンズの場合はまず全群をひねって外します。絞り環より上の部分を回してしまいます。
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前群が外れてきます。
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この時に絞り環はあまり触らないようにして方がいいと思います。クリック感のためのボールが外れたりすると面倒なことになりますので。
これで、まず最後群の清掃が可能になりました。
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ガッツリふきふき
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次は前群をバラしていきます。前群の後ろ側のレンズ押さえを外します。ゴムのオープナーなどを押し当てて回しました。
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続いて、こちらをひねることで、前群の後ろ(3群)を分離します。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2021/08/takumar135mm_clean_11_2-1024x682.jpg)
分離できました。
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次は1枚目と2枚目の分離ですが、ここにカニ目を入れる溝があるので、ここから回します。
![](https://came-numa.com/wp-content/uploads/2021/08/takumar135mm_clean_13-1024x682.jpg)
くるくる回していくと押さえていたリングが取れてレンズが分離できました。
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という訳でこれで分解完了!レンズを清掃して逆順に組み直して終了になります。
終わりに
古いレンズだからなのか、非常に簡単な構造でした。ほとんど手で回すような分解でしたし、これなら誰でもできそうな雰囲気です。
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