Olympus Six分解清掃してみた

執筆者:うた

 かなりレンズの状態の悪いオリンパスシックスをジャンクで手に入れたので、レンズの分解清掃をやってみました。かなり古い蛇腹カメラなだけあって、構造は簡単であっさり分解できました。

 外面からしてそこまでキレイでは無いですが、レンズもなかなかヤバいです。

 早速分解に入りましょう。蛇腹を閉じた状態で裏蓋を開けます。

 このようにレンズの周りのリングにカニ目レンチを入れて回しましょう。

 そうすると、レンズを固定しているリングが外れます。

 この状態で正面のカバーを開けるとレンズが外れてきます。落とさないように手で支えましょう(めっちゃ汚い笑)

 レンズの後玉側からバラしていきましょう(そっちの方が簡単そうだったので)。レンズをひっくり返すと、後玉にカニ目を引っ掛ける溝がありますね。

 すぐ外れました。ひどい曇りです。

 次は前玉です。ピントリングにイモネジがありますので(赤丸のネジ)、これを外しましょう(3カ所)。無限遠に合わせておいた方が戻す時に楽です。

 ピントリングが外れました。

 このリングと前玉をイモネジで固定して、ピントリングを回すと前玉も回る仕組みのようです。前玉は手で回して外せます。ヘリコイドは外れる場所が決まっているので、外れる瞬間の場所をマーキングしておきましょう。そこで無限遠がちゃんと出るかどうか決まるので忘れずに。

 ヘリコイドにはグリスが付いているので、光学系を汚さないようにしましょう。前玉はそこまで汚くない・・・

 中玉を外していきましょう。こっちはなかなか汚いですね・・・

 カニ目が入る穴があるので、そこから開けてきます。

 中玉もガラスだけに外せるっぽい感じでしたが、今回は外さず。下の所をカニ目で回せば外せそう。

 う〜ん、色々頑張って清掃してみましたが、あんまりキレイにならず・・・カビキラーまで使ったのに。

 取れない曇り。もうコーティングがやられてしまっていたのだろうか。カビキラーも使ったので、カビということは無いと思うのだけど・・・

 というわけで、今回は汚れに敗北して終了です。もしOlumpus Sixを分解したいという方がいたら参考にしてみて下さい。

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うた

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