最近、勢いがすごい中国のレンズメーカーのひとつ7artisansの超薄型レンズをSigma fpで使ってみたので、レビューします。なかなか楽しいスナップ体験でした
35mm F5.6 (7artisans)
焦点距離は35mmでスナップに最適な焦点距離の一つになっています。F値は5.6固定となっており、こちらはなかなかとがってますね。固定なのでF5.6より絞ることもできません。まぁ絞りを選ぶという選択を排除することでスナップ速度を加速させるというのはあると思いますので、ありと言えばありです。
こちらはミラーレス機に付くバージョンとライカMマウントに付くバージョンで分かれており、ライカMバージョンの方が微妙に軽くて、ミラーレス版155-180g(マウントによる)、ライカM版128gとなっています。またライカM版の方が価格が高くなっていますね(距離計連動する訳じゃないのに…)。
最短撮影距離は0.3mとなっており、それなりに近づける感じです。テーブルフォトでも充分使えそう。
あと、このレンズの特徴としてはレンズキャップの役割をするスクリーンが内蔵されていることです。通常のレンズキャップ派の取り付けには対応していませんが、ピントレバーを無限遠より回すとレンズ全面にスクリーンが降りてくる仕組みになっています。
ライカM版はレバー式のピント合わせだけど、ミラーレス版だと普通にレンズの鏡筒を回すタイプのようです。
前面が白くて、円周がゴールドとなかなか派手な見た目のレンズ。
7Artisans 35mm f5.6実写
それでは実写です。ここではSigma fpにマウントアダプター経由で付けて撮影しております。
第一印象としては非常にシャープでコントラストが高いレンズだなという感じでした。
周辺減光はそれなりにありますね。少しレトロっぽい感じが出せるので私は好きです。
これはSigma fpとと組み合わせたからかもしれないですが、青が強めに出るレンズだなと思いました。
空の青さが強調される感じです。
30cmまで寄れるので接写もできます。
ただF値は5.6固定なので、ボカしたりするのは難しいです。
逆光は苦手のようです。でも逆光を利用するとこんな感じにも撮れました。
終わりに
薄くて軽くて持ち運びが本当に楽なレンズでした。スナップには最適だと思います。写りもなかなか良いですし、35mmとして充分活躍できそうです。せっかくMマウント版を買ったので次はフィルムで使ってみようと思います。
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