自分ならいつか買うだろうなと思いつつ、結局今まで購入には至らずにいた二眼レフを今回ついに購入してしまった。二眼レフと言えば、レンズが縦に2つ並んだいかにも昔のカメラという雰囲気で、ブローニーフィルムと呼ばれるフィルムを使って6×6cmのいわゆる真四角写真が撮れるカメラである。
Rollei Flexとの出会い
某中古カメラ屋に行った時のこと、ここの執筆メンバーと一緒に行ったのだが、私は最寄駅には早く着いていたものの、別の用事があり結局カメラ屋に到着するのが遅れていた。その時は、特段に欲しいカメラは無かったが、いい二眼レフがあったらそろそろ手に入れてみたいと思っていたので、二眼レフでも探してみようかなっとつぶやいていたのだった。
急いで中古カメラ屋に向かっている途中に連絡が…
「カウンター壊れてるローライフレックスがあるよ」
先に着いたメンバーが二眼を探してくれていたようだ。個人的にはリコーフレックスとかミノルタオートコードとかお手頃なやつで良かったのだが、まさかのローライフレックス…
私を二眼レフ沼の深くに沈めようとしてくるではないか…なんといい友達だ…
店舗に着いてすぐに例のローライフレックスを手に取ってみた。フィルムカウンターは確かに壊れていて、赤窓改造がされていた、おそらく巻き上げもちゃんと止まらなくなっているのだろう。ローライコード的な感じになっている。レンズはプラナーのF2.8だったので、しっかりとローライフレックス。ただシャッター速度も変になっているようで、高速側まで回せない(設定できない)、う〜ん、これだとせっかくのF2.8モデルなのに開放で撮るにはシャッタースピードが足りなそうだな……ちょっとこれは無理かな……なんて考えていると、
「こっちにもローライフレックスがあるよ」
私がこの半分ジャンクなローライフレックスを見ている時にも、二眼レフを探してくれていたとは……せっかくこのローライフレックスから離れようとしていたのに…波状攻撃である。やはり二眼沼の深いところに沈めようとしている。うん、やっぱりまったくいい友達だ…
次のローライフレックスはテッサーのF3.5で、貼り革が剥がれかかっているが機能的には特に問題無い模様。巻き上げもちゃんと1コマ分で止まるし、シャッタースピードも変化しているっぽい、レンズもなかなかきれい。ということで、これをお買い上げしてしまった。
最初の二眼がまさかローライフレックスになるとは……いきなり沼の深いところに落ちてしまったようだ。まぁ一人だったらローライなんて手に取るとこもなく、無難な国産二眼レフを選んでそうだったので、これと出会えたのもみんなと訪れたおかげかな。
ローライフレックスオートマットの写り
やはり正方形の66判は独特の雰囲気がある。なんとも、まとまりが良くみえる。解像感の高さは驚くほどで、古いカメラとは思えない。
少しコントラストが低いけれど、それもまた良い。想像よりも逆光に強いみたいだ。
その日の戦利品
今回のローライのレンズキャップ付きだったけど、このレンズキャップはそれだけでもなかなか高価に取り引きされてるみたい。同行したメンバーが買ったF90Xと35-70mmのF2.8通しレンズ、Nikon Fのブラック。Nikonの初代Fはやっぱりカッコいい、自分でもいつか買ってしまいそうだ。35-70のF2.8通しレンズは2.8通しなのにすごい安くてびっくり。
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