今回はMamiyaの35シリーズからMamiya 35M3をご紹介します。
Mamiyaからは過去に数多くの135フィルムを使う35mmシリーズが発売されてきています。このカメラは1959年発売のMamiya 35 Ruby F/2.8の姉妹機かつ廉価版という位置付けで1961年に販売されたようです。見た目にも機能にもシンプルなこのカメラ。
魅力を書き記して行きたいと思います
スペックについて
スペックに関してはかなり多くの方が詳細なものを記してくれているので、こちらでは手短に。
レンズはマミヤ・コミナー 48mm F/2、シャッターはコパルSV (B,1~1/500)となっています。最短撮影距離は1m。少し遠い気がしないわけでもないが実用十分に感じます。
(編集者注:コミナーと言えば日東光学製のレンズですね。どんな写りになるのか気になります)
重さは650gと他のMamiya35からすると少し軽めに感じますが、チープ過ぎず重過ぎずいい感じです。
コンディションと使用感について
今回購入したこちらの35m3は残念ながらカメラ正面左8時の前玉外周に欠けが認められます。光学的な影響を及ぼしている可能性があるので、この先の作例写真をご覧になる際は念頭に置いていただけると幸いです。
使用感に関してですが、二重像も比較的見やすく特段使いにくさは感じません。巻き上げも軽めな操作で180度、ギアの健全で心地よい音を響かせながら操作でき気持ちが良いです。巻き上げに合わせてカウンターも一つ動く、目にみえるギミックも視覚に訴えてきますし、何より壊れにくく見た目にわかりやすいカウンターは大歓迎です。
シャッターフィールも同様に比較的軽めなのですが、キレは十分にあります。シャッター音が小さく街中では使いやすかったです。
作例
まとめ
全体的にレベルの高いカメラだと思います。シンプルisベストみたいなカメラで、本当に凝ったものがついてなくて良いです。作りに高級感があるか?とか言われてしまうと巻き上げもチープだしレリーズも軽々しいしと特段何かあるわけじゃないんですが、変に気構えないで使える感じがしてとても親しみやすいです。特に変に露出計と連動してAEだーとかになると不安要素マシマシですからね。
テーブルフォトに使うには,,,無理がありましたね。
そんなこんなでなんだかんだマミヤ、デザインがいいぞ!みたいな感じで締めくくりたいと思います。
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